The fried food of the cod

Apr 17, 2009 17:00

「誕生日おめでとうボス!」作業員達の野太い声が食堂に響く。機械の当番以外は集まってビールの缶を掲げ
乾杯した。輪の中心で俺は「ありがとう」と答えた。今日の為に皆が釣上げたタラをコックが山ほどフライに
してくれた。俺の大好物。スピーチ!と囃し立てられ咳払いをする。「苦楽を共にした仲間が誕生日を祝って
くれて嬉しいよ。今だから言うが、俺は実は愛している人がいる…」目でヴィゴを探す。だが、他の皆の目が
期待で輝いてる。「それは…仲間達だ」うぉん、と上がる歓声。笑うヴィゴがちらと見えた。まあ、いいか。

…北極油田のプラットフォーム上でもボスの誕生日を祝っています。相変わらず作業員さん達はボス大好き。
彼の幸せを祈りつつ、誰か一人のボスにはならないでほしいという複雑な男心(複数形)でございます。

s/v au, 北極油田

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Comments 2

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心は中学生 eniwasorati April 17 2009, 14:03:16 UTC
hangeさん、ありがとう!
恋よりも仲間、という感じのボスでございます。
まだまだチュー坊並でございます。
作業員さん達の最前列はパット(笑)

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作業員さん達もおかしいよ eniwasorati April 26 2009, 12:52:03 UTC
kessさん、ありがとう!
北極海油田の海上プラットフォームで過酷な作業の日々を
送りながらもボスの笑顔で癒される作業員たちもちょっと
おかしいと思います。このお話では初っ端に油田火災という
大きな事件があって、それからずっと結束は高まる一方です。どこまでいくんでしょうか(笑)

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