vividly

Jan 19, 2010 14:12

陸上基地から2週間毎の交代要員を積んだヘリが悪天候で2日遅れ。前代未聞の冬の嵐だ。原油採掘は
続行だが作業を最低限にして交代時間を短くする。厚い防寒肌着の脱ぎ着が面倒で皆、食堂でごろ寝だ。
疲労と汚れで真っ黒の眠る顔を眺めていると、そのうちの一つが青い目を開けた。「ボスも眠って下さいよ」
晴れた日の北海の青だ、といつも思う。「ああ、寝るよ」俺の答えに安心して奴もまた眠った。床に転がる
寝袋の群れに混り横になる。この勇敢な男達の仲間だという誇りが胸を熱くする。嵐は明日やむだろう。

…ひさびさ北海油田の人達でした。緊急事態には慣れてる人達なので、猛烈な寒波と嵐の中でも
日々の仕事は続行です。交代要員も来ないので、疲れはたまってますがやるしかありません。
食堂でごろ寝しているのは20人くらいかなー。時間が来たら黙々と起き出して、現場にいる作業員と
交代します。ボスは皆を愛しているのです。

s/v au, 北極油田

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