Oct 30, 2007 16:02
彼の指が明確な意思を持って動き始めた時になって私は思い出した。「くそ、来客の予定がある」
「早く言え…もう遅いよ」私達はすでにビジネスデスクの上で肌同士を密着させてしまっている。
彼は性急に動き出した。いつもより激しい刺激が私の内部を駆け巡る。声を事務所の外に漏らさぬよう
唇を噛み締めた時、外に車が止まったが彼は止めなかった。早くなる動悸。階段を上がってくる足音。
来客のノックには答えられなかった。デスクに突っ伏して荒い呼吸のまま私達は動けなかったので。
…鍵がかかっててよかったね。検察官と弁護士つづきでした。
s/v au,
弁護士
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Comments 6
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来客者が階段を上がってくる辺りなんて、5行なのに・・・5行なのに、そりゃあもうすっごくハラハラさせられちゃいましたよー!
鍵かかってて良かった(笑)
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検察官の速さに乾杯!いや、いくら5行だからってこれは
慌しすぎるだろう。どんだけ光速で動いたのかわかりませんが
まさしく煙が出そうなあははははははは
これで鍵が開いちゃったらさすがに5行では終わりませんな。
これ、xinさんのdrabblesコンテストに出しました~
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(The comment has been removed)
ますよね。そして、裁判になると書類抱えて歩いて裁判所に
行ったりします。検察もやはり近くにありますよね。(北海道ではそうなのです)
ご近所同士。
Sさんはこういうインテリやらせるととても弁が立つ人に
なりますよね。かっこいいー惚れるー!でも早いらしい。
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スリリングな状況に燃え上がっちゃう二人、お熱いですv
どういう顔で来客を迎えるのだろう?
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来客予定に気付いた時には指つかってますからね。
お客さんが上に上がってくるまでに10分くらいは
あった…たぶん、あったのではないか…
xinさんのdrabbulesに感想をくれた方が
「ドアをノックし続けるマッケラン判事」と書いてらして
笑いました。判事、室内どうなってるかわかってノックしてるな…
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