「キドリントンから消えた娘」原作を先に読み、ドラマ版を見ました。原作がどうしようもなく悲しいお話、悲しい結末だったのに対し、ドラマ版はとても救いのあるお話になっていました。犯人も違う!どっちも面白かったですが、原作のほうが悲しすぎるお話だっただけに胸に残りました。
ドラマ版はオックスフォードの街の背景がやはり主役のひとつ、といったところでしょうか、趣があります。
ドラマ版「モース」今回もルイス部長刑事の正直な物言いと、モースの心を打つ良い人ぶりがキラり光っていて良かったです。
昼間から犯罪現場の酒を勝手に飲んじゃって捜査中もパブによってビールでひと息があたりまえのモース警部。ルイス部長刑事連れ。ルイスに運転させるためオレンジジュースを飲むよう上司命令。
昼間は主にコーヒーを飲んですごす「ルイス警部(主にハサウェイ部長刑事がコーヒー係)」との、そんな違いも。
そしてモースの変人ぶり、変わった推理炸裂ぶりを見た後だと、ルイスとハサウェイコンビの捜査ってすごく普通だなー、それでもちゃんと面白いミステリドラマになってるからすごいなあ、などと感心してみたり。
今週は「ルイス警部/許されざる嘘」のほうが切なく哀しいお話に感じました。