近隣に、本棚2架全面ハーレクインで埋め尽くされてる古本屋さんがありまして。
(そのうち1架は、以前は一般の翻訳文庫本の100円均一コーナーだったので、おねーさんちょっと恨んでます)
その2架を初めて役立ててやるぜ♪と、久々に訪ねたのですが、
残念ながら、その物量をもってしても、求める騎馬警官はいませんでした。
が、別の騎馬警官はいた。
『グール』 マイケル・スレイド著
ttp://www.amazon.co.jp/dp/4488126057/
このア○ぞンの紹介文ではわかりませんが、裏表紙のあらすじでは、
究極の殺人鬼〈グール〉の影響は、ロンドンのみならず、カナダ、アメリカにも及んでおり、
ストーリーに『カナダ連邦騎馬警察の警部補』が関わってくることが書かれています。
後書きによると、
マイケル・スレイドとは、カナダの弁護士ジェイ・クラークを中心とした合作チームのペンネーム。
シリーズ物を手がけており、その主役は、RCMPの特別対外課(Special External Section)の警官たち。
通称『スペシャルXシリーズ』というのだそうで。
シリーズ丸ごと騎馬警官。
これはお買い得ですよ奥さん!(誰)
そこで本を棚に戻し(そりゃあたいだって1冊100円なら喜んで買うけど←恨)
返脚本があったので図書館に向かいました。
館内パソコンで検索すると、ありましたマイケル・スレイド。よっ、男前!(だから誰)
『グール』上下巻と、他にも数冊。
『髑髏島の惨劇』
『暗黒大陸の悪霊』
『斬首人の復讐』
『メフィストの牢獄』
……なんか悪いもんでも食ったんかい。
『グール』がスレイドの本邦初紹介、というのは、後書きにも出ていたので、
『髑髏島の惨劇』の後書きを冷やかすと、マイケル・スレイドの本は、
まず創元推理文庫から、『グール』『ヘッドハンター』『カットスロート』と3冊で打ち止めを食らい、
その後文春文庫から、続きの『髑髏島の惨劇』が出版された、とのこと。
さらに、正しいシリーズ第1作は、日本での出版順と違って、『ヘッドハンター』。
こういうことはやめて欲しいですねえ。売りやすいとか、理由はあるんでしょうが。
後書きで「~の点がちょっと判りにくいのは、この前に1冊未訳本があって、その本で描写されていて~」とか説明されると
殺意覚えるよほんとに。
(注:マイケル・スレイド作品の後書きで読んだものではありません)
というわけで、私は他館から『ヘッドハンター』を取り寄せてもらわないと読めないのですが、
とりあえずご紹介。
DSを愛するような、心穏やかな淑女腐女子vの皆様には、あんまり向いてない系統のようですが(笑)
『グール』『ヘッドハンター』『カットスロート』と並ぶと、その後のえげつない邦題もなんとなく納得いくような。
この組み合わせで、『ヘッドハンター』がエリートサラリーマンの引き抜き屋さんのわけないもんね。
非常にわかりやすく、かつネタバレを避けた、シリーズ紹介ページはこちら。
ttp://www5a.biglobe.ne.jp/~sakatam/book/special-x.html
読んでみるかどうかを決める参考にどうぞ(笑)
執拗な猟奇描写はともかく、警察小説の部分には大いに惹かれるな~
『ジャッカルの日』なんかも、私は映画を観たのみで原作は読んでないんですが、
ジャッカルを演じたエドワード・フォックスも素晴らしいけど、
各国と連携して地道に追い詰めていく警察側の描写が、すごく魅力的。
……変装しても変装しても見たまんまブルース・ウィリスやないか!というリメイク版も
あれはあれで味わい深い。全然別の意味で。
(ブルース・ウィリスは結構まともに好きだ/笑)(笑てるやん)(いやほんとに/笑)