オリコン年間ランキングの歌手別トータルセールスで「嵐」が総売り上げ171億6000万円を記録、2年連続の首位になった。男性歌手では35年ぶりの快挙。年間シングルランキングでも、トップ10のうち史上最多の6作を送り込んだ。大みそかのNHK「紅白歌合戦」では司会を務める5人。今年の音楽界が「嵐の1年」だったことを数字でも実証した。
2位「東方神起」の94億3000万円に倍近い差をつける貫禄の連覇。昨年のブレークで記録した144億6000万円を27億円も上回った。
アーティスト別トータルセールスの連覇は、男性歌手では井上陽水がアルバム「氷の世界」で旋風を巻き起こした74、75年に記録して以来の快挙。松本潤(27)は「年末にすてきなニュースを聞くことができてとても幸せです」と喜びのコメントを寄せた。
今年発売したシングル6作すべてが年間売り上げランキングのベスト10入り。10傑のうち6作を占めたのは、77、78年のピンク・レディー、88年の光GENJIが記録した4作を超える快挙。いずれも当時社会現象を起こした伝説的アイドルグループで、それを上回る勢いを数字で証明した形だ。
ほかに、アルバム部門で「僕の見ている風景」が105万枚のミリオンセラーで首位になるなど全15部門のうち7冠を獲得。CD、DVD、ブルーレイの総売り上げは652万1000枚にのぼった。
昨年初出場した紅白歌合戦で、今年はメンバー全員で白組司会に任命される大躍進。当然5人が画面に出ている時間は出場歌手の中でもぶっちぎりで、まぎれもなく今年の音楽界の顔。記憶にも記録にも残る1年を駆け抜け、櫻井翔(28)は「来年もスタッフとともにより多くの方々の心に残る音楽を作っていけたら」と話している。
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