Текст на японском языке, уровень N4-N3. 家族をとても大切にするアフリカゾウ。

May 28, 2021 09:17



群れ(むれ)のリーダーは一番 年上のメス
アフリカゾウは、数頭~七十頭くらいのむれをつくって生活します。
その群れのメンバーは、大人のメスと その子どもたちで、大人のオスはいません。オスのゾウは、十さいくらいで 大人になると、生まれ育った(うまれそだった)群れを出てくらす ようになります。群れの中にいる大人のメスは、みんな姉妹か親子の関係です。つまり、アフリカゾウの群れは、メスと子どもだけの家族なのです。
    この群れのリーダーになるのは、一番年上のメスゾウです。アフリカゾウは、一日(いちにち)に約二百~三百キログラムの草を食べ、約百~二百リトルの水を飲みます。そのため、リーダーは仲間たちが 困らないように、食べ物や水がたくさん あるところに、群れを連れて行かなければなりません。一つの群れが 移動する(いどうする)広さは、ときには千六百 平方キロメートル(東京二十三区のおよそ 2.6倍)にもおよぶ と言われています。いちばん年をとったゾウが リーダーになるのは、長年の経験(けいけん)で、その季節にはどこに行けば食べ物や水がたくさんあるのかを、群れの中で 一番よく知っているからなのです。



おたがいに 協力(きょうりょく)し合う仲間
      アフリカゾウの群れは、固いきずなで結ばれています。子育てをするときには、大人のゾウたちが おたがいに協力し合う、子どものゾウが群れからはなれてしまわないように見守ります。また、危険が近づいたときには、群れに中の幼い(おさない)ゾウを、大人のゾウたちが取り囲む(とりかこむ)ようにして守るのです。このほかにも、仲間のぞうが、立っていられないほど弱っているときは、ほかのゾウが両側から支えてあげたり、敵(てき)におそわれたゾウが けがして動けないようなときには、危険だと知りながらも仲間を助けにいくのです。
      これほど群れの仲間を大切にする動物は、はかに いないと言われています。

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